40代でピアスするメンズはダサい?痛いと言わせないブランドの正解

40代メンズのピアスはダサいと言わせないために 40's

ふと鏡を見たとき、あるいは街ゆく若者を見たとき、「自分も久しぶりにピアスでもしてみようかな」と思うこと、ありませんか。

でも同時に頭をよぎるのが、「40代にもなってピアスなんて、周りからダサいと思われないか」「いい歳して痛いおじさんだと言われないか」という不安ですよね。

実際、ネットで検索しようとすると、ネガティブな言葉が並びます。

ビジネスの場でのマナーや、女性からの評価、つけるなら左耳なのか右耳なのかといった位置の問題、そして年齢にふさわしいブランド選びなど、悩みは尽きません。

この記事では、そんな迷える我々世代のために、大人の男性がピアスを楽しむためのコツを一緒に考えていきたいと思います。

<記事のポイント>
・40代男性のピアスが「ダサい」と思われる理由
・年齢相応の色気を演出するためのブランドとデザイン
・ビジネスシーンや冠婚葬祭でのスマートな隠し方
・「痛い若作り」にならずに清潔感を保つためのケア

なぜ40代のメンズピアスはダサいと言われるのか

なぜ40代のメンズピアスはダサいと言われるのか

「ダサい」というレッテルを貼られてしまうのには理由が存在します。

なぜ世間、特に女性やビジネスパートナーは、我々世代の耳元に厳しい視線を向けるのでしょうか。

その深層心理を紐解いていきます。

男性のピアスは何歳まで許容されるのか

結論から言えば、ファッションに年齢制限は本来はありません。 60代、70代でもカッコよくピアスを着けこなしている先輩方はたくさんいます。

ただ、社会的な「許容ハードル」が年齢とともに上がっていくのは事実です。20代なら「若気の至り」や「個性の表現」として許されていたものが、40代になると「社会的責任のある立場」というフィルターを通して見られます。

年齢制限はありませんが、若さでカバーできなくなった分、素材の質やトータルコーディネートの完成度で勝負する必要があるのです。

つまり、「何歳まで」という境界線があるわけではなく、「その年齢に見合った装いができているか」が問われているだけなんですね。そこさえクリアできれば、いくつになってもピアスは男の武器になります。

40過ぎてピアスを楽しむための心構え

40を過ぎてからのピアスは、いわば「引き算の美学」です。若い頃は、自分を大きく見せるためにアクセサリーを「足す」感覚だったかもしれません。しかし、今の私たちが目指すべきは、大人の余裕を感じさせる「さりげなさ」です。

重要なのは、ピアスを主役にしないこと。あくまでコーディネートの一部、ちょっとしたスパイスとして扱うくらいの距離感がちょうどいいんです。

例えば、時計が良いものであれば、ブレスレットは外してピアスも極小にする。そういった「バランス感覚」こそが、40代のおしゃれの真骨頂です。

また、周囲の視線に対して「俺の勝手だろ」と思うのではなく、「TPOをわきまえた上で楽しんでいる」というスタンスを見せることが、周囲の理解を得るための近道です。

40代のメンズでピアスが似合う芸能人の共通点

参考になるのは、やはり同世代の芸能人たちです。彼らを観察していると、ある共通点が見えてきます。例えば、所ジョージさんや、EXILEのATSUSHIさん、あるいは木村拓哉さんなど。

彼らに共通しているのは、「自分のスタイルが確立されている」ということです。流行を追っているというよりは、自分の生き様やキャラクターにピアスが馴染んでいるんですよね。

そしてもう一つ見逃せないのが、「肌や髪の手入れが行き届いている」という点です。ピアスという装飾品を受け止めるだけの土台(顔周り)が整っているからこそ、アクセサリーが浮いて見えないのです。

私たち一般人がすぐに真似できるのは、この「土台作り」と「キャラに合った選び方」ではないでしょうか。

おじさんのピアスをかっこいいに変える戦略

では、具体的にどうすれば「ダサいおじさん」から「イケてるオジサン」に変われるのか。その戦略はシンプルで、「素材への投資」と「サイズの縮小」です。

まず、プラスチックや安っぽい合金は卒業し、シルバーやプラチナ、18Kゴールドといった「本物の素材」を選ぶこと。これらは経年変化を楽しめますし、何より40代の肌質に馴染みます。

戦略の核:ミニマリズム
デザインは極力シンプルに。直径の小さなフープや、一粒のスタッドなど、主張しすぎないものを選ぶのが鉄則です。遠目には気づかないけれど、近づくとキラッと光る。それくらいが一番色気を感じさせます。

「かっこいい」とは、派手なことではありません。細部にまで気を配っているという「丁寧さ」が、大人の余裕として伝わるのです。

40代のメンズでピアスがダサいと言われないために

40代のメンズでピアスがダサいと言われないために

ここからは実践編です。実際にどんなものを選び、どう身につければいいのか。

これさえ守れば「ダサい」とは言わせない、大人の流儀を解説します。

女性ウケする40代メンズピアスのおすすめ

男性が思う「カッコいい」と女性が思う「素敵」には大きな違いがあります。女性ウケを狙うなら、ゴツゴツしたスカルや龍のモチーフは封印した方が無難です。

女性が40代男性に求めているのは「清潔感」と「知性」です。これらを表現できるおすすめのデザインは以下の通りです。

スタイルおすすめ理由女性からの印象
小ぶりなフープ服装を選ばず、シンプルで洗練されている。「おしゃれ」「色気がある」
一粒ダイヤ・オニキス本物の輝きが大人の品格を上げる。「誠実そう」「余裕を感じる」
マット仕上げのシルバーギラつきを抑え、肌馴染みが良い。「落ち着いている」「渋い」

「威圧感を与えない」ことが最重要で、ブラックの石なども、モダンで引き締まった印象になるのでおすすめです。

メンズピアスブランドの格付けと推奨

ブランド選びも重要です。若者向けの安価なショップで買うのは避けましょう。ここでは、40代が持つにふさわしいブランドを厳選しました。

1. Chrome Hearts(クロムハーツ)

言わずと知れたシルバーの帝王。ですが、40代が選ぶなら22Kゴールドの小ぶりなクロスや、シンプルなフープに限ります。若い頃に憧れたブランドを、大人の経済力でさらっと着ける。これが最高にカッコいいストーリーになります。

2. CAREERING(キャリアリング)

松田翔太さんが手掛けるブランドで、とにかくシンプルでミニマル。装飾を削ぎ落としたデザインは、今の時代の空気感にマッチしています。「若作り」ではなく「現代的なアップデート」を目指すならここです。

3. LION HEART(ライオンハート)

コストパフォーマンスと品質のバランスが良い日本の老舗。特にサージカルステンレス製のラインナップが豊富で、金属アレルギーが心配な方や、つけっぱなしにしたいズボラな私のようなタイプにも最適です。

これらのブランドはリセールバリューや耐久性も高いので、長い目で見ればコスパも悪くありません。安物を何度も買い換えるより、良いものを長く使うのが40代の流儀です。

痛くないピアスの位置と片耳着用のマナー

「右耳?左耳?どっちにつけるのが正解?」という疑問もよくありますよね。これ、実は意味合いがあったりするのですが、現代の日本ではそこまで厳密ではありません。

ただ、無難なのは断然「左耳」です。歴史的に「守る人(男性)」という意味合いが強いため、片耳につけるなら左側を選ぶのが一般的です。

もちろん、ファッションとして右耳につけるのも自由です。

ビジネスや葬儀でのピアスの隠し方とTPO

ビジネスシーン
基本は「外す」。これに尽きます。特に営業や金融、公務員など堅い職種なら必須です。どうしても外せない事情(開けたばかりで穴が塞がる等)がある場合は、透明ピアスを使いましょう。

最近は、肌色の「ファンデーションテープ」やコンシーラーで穴を物理的に隠すのが一番目立ちません。

葬儀(通夜・告別式)
ここだけは絶対にNGです。どれだけ小さなピアスでも、不謹慎と捉えられるリスクがあります。「数珠以外のアクセサリーは外す」が日本の葬儀マナーの基本。

穴が目立つならテープで塞いででも隠しましょう。

清潔感を保つためのホールケアと素材選び

ケアの基本は、お風呂に入ったときにピアスを外して、ホールとピアス自体の両方を薬用石鹸で優しく洗うこと。専用のフロスを使うのも効果的ですね。

金属アレルギーにも注意が必要です。40代になって急に体質が変わることもあります。「サージカルステンレス(316L)」や「プラチナ」「チタン」など、アレルギーが出にくい素材を選ぶことは、肌トラブル(赤み、かゆみ、汁が出るなど)を防ぐためにも重要です。

40代メンズのピアスはダサいと言わせないために

40代メンズのピアスはダサいと言わせないために

ここまで様々な内容を書いてきましたが、「40代メンズのピアスがダサいかどうか」を決めるのは、ピアスそのものではなく、「着用者の佇まい」ではないでしょうか。

自分自身のケア(肌、髪、体型)をし、TPOをわきまえ、質の良いものをさりげなく身につける。そうして全体としての調和が取れていれば、ピアスはあなたの魅力を引き立ててくれます。

「もうおじさんだから」と諦める必要はなく、むしろ「渋み」とピアスを掛け合わせて、自信を持って、でも謙虚に大人のファッションを楽しんでいきましょう。

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