久しぶりのパート探しで、40代からの履歴書の書き方に戸惑っていませんか?
主婦としてブランクがあったり、在職中だったり、あるいは職歴多いことで悩んでいたり、人によって状況は様々です。
学歴どこから書くべきか、パート用履歴書として失礼にならないか、フルタイムパートを希望する場合はどうアピールすれば良いかなど、疑問は尽きないかもしれません。
この記事では、採用担当者に響く40代パート履歴書の書き方を、具体的な悩みや疑問に寄り添いながら徹底的に解説します。
<記事のポイント>
・履歴書作成の基本的なマナーと準備
・主婦や在職中など状況別の書き方のコツ
・職歴が多い、ブランクがあるといった悩み別の解決策
・希望の働き方に合わせた効果的なアピール方法
40代パートの履歴書の書き方・基本ポイント

- 久しぶりのパートでも安心な準備とは
- パート用履歴書で失礼にならないマナー
- 学歴はどこから書くべき?
- 在職中の場合の職歴欄の正しい書き方
- 主婦経験をプラスにするアピールのコツ
久しぶりのパートでも安心な準備とは
久しぶりのパート応募で履歴書を作成するとなると、何から手をつけて良いか分からなくなりがちです。
しかし、事前にしっかりと準備をしておけば、落ち着いて履歴書作成に取り組むことができます。まずは、これまでの自分の経歴を整理することから始めましょう。
具体的には、過去に勤務した会社の情報(会社名、在籍期間、職種、業務内容)を時系列で書き出してみます。
記憶が曖昧な場合は、過去の給与明細や源泉徴収票、年金記録などが手がかりになることもあります
また、取得した資格や免許についても、正式名称と取得年月日を正確にリストアップしておくことが重要です。これらの情報を整理することで、学歴・職歴欄をスムーズに埋めることができます。
履歴書作成前に準備するものリスト
- 印鑑(シャチハタ不可の認印)
- 黒のボールペン(消せるタイプはNG)
- 証明写真(3ヶ月以内に撮影したもの)
- これまでの職歴や学歴が分かるメモ
- 取得した資格・免許の証明書
- 応募先の求人情報
次に、使用する履歴書を選びます。履歴書にはJIS規格のものや転職者向け、パート・アルバイト向けなど様々な種類があります。
特に指定がなければ、自身の経歴やアピールしたいことに合わせて、自己PR欄や職歴欄が広いものを選ぶと良いでしょう。コンビニや文房具店、100円ショップなどで購入できるほか、WebサイトからテンプレートをダウンロードしてPCで作成することも可能です。
これらの準備を済ませておくだけで、履歴書を書き始める際の心理的なハードルが大きく下がります。焦らず、一つひとつ丁寧に進めていきましょう。
パート用履歴書で失礼にならないマナー
履歴書は、応募先企業に自分をアピールするための最初の公式な書類です。そのため、基本的なマナーを守って作成することが、採用担当者に良い印象を与えるための第一歩となります。
特にパート用の履歴書であっても、正社員応募時と同様の丁寧さが求められます。
手書きの場合の基本マナー
手書きで作成する場合、黒のボールペンまたは万年筆を使用するのが鉄則です。鉛筆やシャーペン、消せるボールペンは、改ざんを疑われたり、正式な書類としての意識が低いと判断されたりする可能性があるため、使用しないようにしましょう。
文字は、上手い下手よりも一字一字丁寧に、心を込めて書くことが何よりも大切です。読みやすい字を心がけ、採用担当者がストレスなく読めるように配慮しましょう。
もし書き間違えてしまった場合は、修正液や修正テープ、二重線での訂正はマナー違反です。面倒でも、新しい履歴書に最初から書き直してください。こうした細やかな配慮が、仕事に対する真摯な姿勢として評価されます。
履歴書作成でのNG行為
修正液・修正テープの使用: 書き損じは新しい用紙に書き直すのが基本です。
消せるボールペンの使用: 公的書類には不向きです。必ず消えない黒インクのペンを使いましょう。
空欄のまま提出: 記入することがない場合でも「特になし」や「貴社規定に従います」と記載し、空欄は避けましょう。
証明写真の使い回し: 3ヶ月以内に撮影した、清潔感のある写真を使いましょう。スナップ写真の切り抜きは厳禁です。
パソコン作成の場合の注意点
近年ではパソコンでの履歴書作成も一般的です。特に事務職などPCスキルが求められる職種では、パソコンで作成した方がスキルのアピールに繋がる場合もあります。
作成する際は、読みやすい明朝体やゴシック体を選び、フォントサイズは10.5pt~11pt程度に統一すると良いでしょう。完成後は必ず印刷して、レイアウト崩れや誤字脱字がないか最終確認をすることが重要です。
学歴はどこから書くべき?

履歴書の学歴欄をどこから書き始めるべきか、迷う方は少なくありません。特に久しぶりに履歴書を書く場合は、忘れてしまいがちなポイントです。
一般的に、学歴は義務教育(小学校・中学校)を終えた後の「高等学校」から記入するのが基本ルールです。
学校名は「〇〇高校」のように省略せず、「〇〇県立〇〇高等学校」のように正式名称で記載します。学部や学科、専攻がある場合は、それらも忘れずに記入しましょう。入学と卒業の年月は、和暦・西暦どちらでも構いませんが、履歴書全体で必ず統一するようにしてください。
学歴・職歴の年号統一のポイント
履歴書内で使用する年号は、和暦(平成、令和など)か西暦(2024年など)のどちらかに必ず統一してください。混在していると、採用担当者が時系列を把握しにくくなり、配慮に欠ける印象を与えてしまう可能性があります。
応募先が外資系企業やIT企業の場合は西暦、伝統的な日本の企業の場合は和暦が好まれる傾向がありますが、基本的にはどちらを選んでも選考に直接影響はありません。
具体的な書き方の例を以下に示します。
年月 | 学歴・職歴 |
---|---|
平成〇年 3月 | 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 卒業 |
平成〇年 4月 | 〇〇大学 経済学部 経済学科 入学 |
平成〇年 3月 | 〇〇大学 経済学部 経済学科 卒業 |
このように、高等学校は卒業年月のみ、大学や専門学校などは入学と卒業の両方を記載するのが一般的です。最終学歴が中学校卒業の場合は、中学校の卒業年月を記載すれば問題ありません。
在職中の場合の職歴欄の正しい書き方
現在、他の仕事に就きながら新しいパート先を探している場合、職歴欄の書き方には少し工夫が必要です。在職中であることを明確に伝えることで、採用担当者はあなたの現在の状況を正確に把握できます。
職歴欄には、現在勤務している会社名と入社年月日を記入した後、行を改めて「現在に至る」と記載します。これが、現在もその職に在籍していることを示す決まり文句です。そして、職歴欄全体の最後には「以上」と右詰めで記入します。
退職予定日が決まっている場合
すでに退職することが決まっており、具体的な退職日が確定している場合は、その旨を追記すると親切です。「現在に至る」の後にカッコ書きで「(令和〇年〇月〇日 退職予定)」と書き加えましょう。これにより、いつから勤務可能なのかを採用担当者が把握しやすくなります。
在職中の職歴 記入例
【基本の書き方】
令和〇年 4月 株式会社〇〇 入社
営業部にて事務を担当
現在に至る
【退職予定日が決まっている場合】
令和〇年 4月 株式会社〇〇 入社
営業部にて事務を担当
現在に至る(令和〇年〇月末日 退職予定)
職歴全体の最後に「以上」と記載するのを忘れないようにしましょう。
また、本人希望記入欄に勤務開始可能日を具体的に記載しておくのも良い方法です。「退職手続きの関係上、〇月〇日以降の勤務を希望いたします」のように書いておけば、引き継ぎなどを考慮している計画的な人物であるという印象を与えることができます。
主婦経験をプラスにするアピールのコツ
出産や育児、介護などで仕事から離れていた期間がある主婦の方にとって、職歴のブランクは不安要素の一つかもしれません。
しかし、主婦としての経験は、見方を変えれば大きな強みになります。大切なのは、その経験をパートの仕事にどう活かせるかを具体的にアピールすることです。
例えば、長年の家事経験は、マルチタスク能力や段取りの良さ、時間管理能力の証明になります。「複数の家事を同時並行で効率よくこなしてきた経験は、忙しい時間帯でも冷静に対応できる点で、飲食店のホール業務に活かせると考えております」といった具体例を挙げると説得力が増します。
また、子育てを通じてPTA活動や地域のイベントに参加した経験は、コミュニケーション能力や調整能力のアピールに繋がります。様々な年代の人と協力して物事を進めた経験は、職場での円滑な人間関係構築に役立つ貴重なスキルです。
主婦経験を仕事に活かすアピール例
- 家計管理: 予算管理能力、コスト意識 → 経理事務や販売職
- 育児・PTA活動: コミュニケーション能力、調整力、企画力 → 接客業、コールセンター、事務職
- 日々の家事: 時間管理能力、段取り力、マルチタスク能力 → 軽作業、飲食店のキッチン、清掃
- 家族の健康管理: 栄養や衛生に関する知識 → 食品スーパー、調理補助
大切なのは、主婦としての経験を卑下せず、自信を持って語ることです。「〇年間、専業主婦として家事・育児に専念しておりました」と正直に伝えた上で、「この期間に培った〇〇というスキルを、貴社でこのように活かしたいです」と前向きな姿勢を示すことで、ブランクはマイナスイメージではなく、あなただけの強みに変わるでしょう。
40代パート履歴書の書き方で悩みを解決

- 職歴多い場合のスマートなまとめ方
- 短期職歴は正直に書かない方が良い?
- フルタイムパート希望を効果的に伝える
- 50代パート・60代パートで注意する点
- 職務経歴書の書き方サンプル
職歴多い場合のスマートなまとめ方
40代になると、様々な経験を積んできた結果、職歴が多くなり履歴書の職歴欄に書ききれないという悩みを持つ方も少なくありません。
職歴が多いこと自体は、決してマイナスではありませんが、見せ方には工夫が必要です。全ての職歴を羅列するのではなく、応募先の仕事内容に関連性の高い経験を優先してアピールすることが重要です。
職歴欄が足りない場合は、詳細を職務経歴書に譲り、履歴書には要点をまとめて記載する方法が有効です。「株式会社〇〇ほか、3社にて販売職を経験。詳細は職務経歴書に記載」のように、同職種をまとめて記載するのも一つの手です。
ただし、あまりにも省略しすぎると経歴をごまかしている印象を与えかねません。正社員として勤務した経歴は、できるだけ省略せずに記載するのが望ましいです。パートやアルバイト経験が多い場合は、応募職種に近いものをいくつかピックアップして記載し、残りはまとめて表現すると良いでしょう。
職歴が多い場合の記載例
例1:同職種をまとめる
平成〇年~平成〇年 飲食店2社にてホールスタッフとして勤務
例2:職務経歴書への誘導
平成〇年 4月 株式会社△△ 入社
企画営業職として従事
※その他職務経歴の詳細につきましては、別途職務経歴書をご参照ください。
最も大切なのは、採用担当者があなたのキャリアを短時間で理解できるように配慮することです。見やすく整理された職歴は、あなたの情報整理能力やプレゼンテーション能力の高さを示すことにも繋がります。
短期職歴は正直に書かない方が良い?
数ヶ月で辞めてしまった短期の職歴や、単発のアルバイト経験を履歴書に書くべきか、悩む方も多いでしょう。結論から言うと、応募する仕事内容と関連性が高いのであれば、たとえ短期間であっても記載した方がプラスに働く可能性があります。
例えば、事務職に応募する際に、3ヶ月間だけデータ入力のアルバイトをした経験があれば、それは立派なアピールポイントになります。
一方で、応募職種と全く関連のない単発のアルバイト経験などは、すべてを記載する必要はありません。職歴が多い場合は、むしろ省略した方がすっきりと見やすい履歴書になります。
職歴を「書かない」リスク
意図的に職歴を記載しない場合、経歴詐称とみなされるリスクがあるため注意が必要です。特に、社会保険の加入履歴がある職歴を隠していると、入社手続きの際に発覚してしまう可能性があります。
もし不利になりそうな短期離職の経歴がある場合でも、正直に記載した上で、面接で理由を前向きに説明できるよう準備しておくのが賢明です。「キャリアアップのため」「より専門性を高められる環境を求めて」など、ポジティブな理由を伝えましょう。
最終的な判断基準は、「その職歴が、応募先で働く上で自分の強みになるか」という点です。もし記載するか迷った場合は、正直に記載しておく方が無難です。隠すよりも、その経験から何を学んだかを伝えられる方が、誠実な人柄として評価されるでしょう。
フルタイムパート希望を効果的に伝える

「パートでも、社会保険に加入できるフルタイムでしっかりと働きたい」と考えている場合、その意欲を履歴書で明確に伝えることが重要です。
採用担当者は、すぐに辞めてしまう人よりも、長く安定して貢献してくれる人材を求めているため、フルタイム勤務への意欲は強力なアピールになります。
アピールする場所として最適なのが、「本人希望記入欄」と「志望動機」です。
本人希望記入欄での伝え方
本人希望記入欄には、ただ「フルタイム希望」と書くだけでなく、より具体的に記載すると効果的です。「1日8時間、週5日のフルタイム勤務を希望いたします。社会保険への加入も希望しております。」のように、勤務時間や日数、社会保険加入の希望まで明記することで、あなたの働く意志の強さが伝わります。
志望動機での伝え方
志望動機では、なぜフルタイムで働きたいのか、その理由を応募企業への貢献意欲と結びつけて述べましょう。
「子育ても一段落し、時間に余裕ができましたので、フルタイム勤務で本格的に社会復帰したいと考えております。貴社の〇〇という点に魅力を感じており、腰を据えて長く働き、スキルアップを通じて貢献していきたいです。」のように、「長く働きたい」という意思表示をすることがポイントです。
フルタイムパートは、企業にとって正社員に近い重要な戦力です。その役割を理解し、責任感を持って業務に取り組む姿勢を示すことが、採用を勝ち取る鍵となるでしょう。
50代パート・60代パートで注意する点
50代、60代でパートの仕事を探す際、年齢を不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、豊富な社会経験や人生経験は、若い世代にはない大きな武器です。
履歴書では、これまでの経験を強みとして、いかに応募先企業に貢献できるかを具体的に示すことが重要になります。
採用担当者が中高年の採用で懸念しがちなのは、「健康面」「新しい環境への適応力」「PCスキル」などです。これらの懸念を払拭するようなアピールを心がけましょう。
50代・60代のアピールポイント
- 豊富な経験と知識: これまでの職務経験で培った専門性や問題解決能力をアピールする。
- 高いコミュニケーション能力: 様々な年代の人と関わってきた経験を活かし、円滑な人間関係を築けることを示す。
- 責任感と安定性: 長年の社会人経験からくる責任感の強さや、落ち着いて長く働ける点を強調する。
- 健康面のアピール: 「健康状態は良好で、体力にも自信があります」と本人希望欄や自己PRで触れると安心感を与えられる。
特に50代、60代の応募者には、若者にはない「安定感」や「信頼感」が期待されています。急な欠勤が少なく、責任を持って仕事をやり遂げてくれる人材は、どの職場でも重宝されます。
これまでの経験に自信を持ち、謙虚な姿勢で学ぶ意欲を示すことができれば、年齢はハンデではなく、大きなアドバンテージとなるでしょう。
職務経歴書の書き方サンプル
職歴が多い方や、正社員経験が豊富な方がパートに応募する場合、履歴書だけではアピールしきれないことがあります。そのような場合に役立つのが「職務経歴書」です。
職務経歴書は、これまでの業務内容や実績、培ってきたスキルなどを、より詳しく自由にアピールするための書類です。
必須ではありませんが、特に事務職や専門職など、スキルや経験が重視される職種に応募する際は、提出することで他の応募者と差をつけることができます。
職務経歴書の基本構成
職務経歴書には決まったフォーマットはありませんが、一般的には以下の内容をA4用紙1~2枚程度にまとめます。
職務経歴書 構成サンプル
- 職務要約
これまでのキャリアを100~200字程度で簡潔にまとめます。採用担当者が最初に目にする部分であり、ここで興味を引くことが重要です。 - 職務経歴
勤務した会社ごとに、在籍期間、事業内容、従業員数、自身の役職、具体的な業務内容、実績などを記載します。実績は「売上を〇%向上」「業務時間を〇時間削減」のように、具体的な数字で示すと説得力が増します。 - 活かせる経験・知識・スキル
PCスキル(Word, Excelなど)、語学力、取得資格などを記載します。PCスキルは「Excel(VLOOKUP関数、ピボットテーブルの作成が可能)」のように、どのレベルまで使えるかを具体的に書くと評価されやすいです。 - 自己PR
職務経歴で伝えきれなかった自身の強みや仕事への意欲をアピールします。応募先の企業でどのように貢献したいかを具体的に述べましょう。
職務経歴書は、あなたという人材の「プレゼンテーション資料」です。履歴書と合わせて提出することで、あなたの経験やスキル、仕事への熱意をより深く伝えることが可能になります。
Web上には多くのテンプレートやサンプルがあるので、それらを参考にしながら、自分だけの職務経歴書を作成してみましょう。
まとめ:自信を持つための40代パートの履歴書の書き方
- 履歴書作成は事前の準備が成功の鍵
- 手書きの場合は黒のボールペンで丁寧に、修正液は使わない
- 学歴は基本的に高校卒業から正式名称で記載する
- 年号は和暦か西暦に履歴書全体で統一する
- 在職中の場合は「現在に至る」と明記する
- 主婦経験は家事や育児で培ったスキルとしてアピールできる
- 職歴が多い場合は応募職種との関連性を重視して整理する
- 短期職歴でも関連性があれば正直に記載する方がベター
- フルタイム希望は本人希望欄と志望動機で明確に伝える
- 50代・60代は豊富な経験と安定感を強みとして打ち出す
- 採用担当者の懸念(健康面やPCスキル)を払拭する工夫を
- 職務経歴書はスキルや実績を詳しく伝えるための有効なツール
- 空欄は作らず「特になし」などと記入するのがマナー
- 自分自身の経歴に自信を持ち、前向きな姿勢で臨むことが最も大切
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